初詣

 3日の朝は早起きして、日の出を目指して成田山へ初詣に行くことが、わが家の恒例行事となっている。その時間だと交通渋滞もなく、駐車場も待たずに入れるし、帰宅してからも一日をフルに使えるので効率的だ。まさに三文以上の得をした気になる。

 ところがだ。今年ちょっとびっくりしたことがある。毎年、本堂脇で交通安全の護摩札を買うのだが、昨年までは3千円と5千円の2種類だったので、いつも3千円のお札にしていた。いつもどおり、申込書に住所氏名そして金3千円也と書いて出そうとしたら、「すみません。せっかく書いていただいたのですが、5千円からになります」と事務所の人に言われた。掲示を見ると、なんと今年から5千円と1万円の2種類になっているではないか。あっけにとられていると「もう二十数年間、金額改定はしていないんです」とのこと。それにしても間が悪い。こんな経済情勢のときに、一気に変えなくてもよいものを・・・などと思いつつ5千円を払ってお札をいただいた。

 さて、これまた恒例のおみくじを引いた。「小吉」だった。とにかく焦って物事急ぐと失敗する。最後には良くなるから、じっくり腰をすえて取り組んで好機を待て。というような内容だった。まあ、丑年にちなんで設定してみた今年のテーマ「反芻」には合っているかもしれない。

 今年の箱根駅伝は復路も面白かった。結局母校早大は優勝できなかったが、いろいろ見ごたえのあるレースだったので、テレビ視聴者としてはそれなりに満足だった。東洋大の選手たちは若いので、しばらくは彼らの時代が続くのかもしれない。